禁止改定はノーチェン、まぁ独楽も文句めちゃくちゃ言われつつも長々と環境に居座ってたわけですし、よっぽどでなければしばらくは放置なんじゃないでしょうか。

さて、グリデルが生き残ったのでドミナリアで環境の激変が起こらなければミラクル側としてはグリデルにきっちりと勝ち切ることが要求されるということになります。
グリデルとミラクルのマッチアップを見てみると、お互いにフェアデッキということもあり、サイドボーディングについては「75枚のうち、グリデルに対して有効でない15枚を弾くということになるかと思います。
これはなぜかというと、ある特定のカード複数枚の組み合わせで劇的な効果をもたらすカードがミラクル側の75枚にない(=ようするに、ミラクル側はコンボを仕込んでいない)ので、サイド後のゲームはカード1枚1枚で戦っていくことになるからです。いくつかの例外はあるものの(例えば、石鍛冶パッケージとか、安らかなる眠り+瞬唱の魔導士の組み合わせ)ほとんどのカードについてはサイドインの判定について、ほかのカードのサイドイン/サイドアウトの留保がつかなくなるという理屈です。
ただし、もちろん「N枚目以降の」とか「相手が〇〇を採用しているのが見えた場合」といった留保が場合はあります。

で、この記事の目的ですが、要するに「以下のランキングから自分の持ち込んだ75枚のうち上位60枚になるようにサイドボーディングをすればいい」ということになります。

まず最初にミラクル側が採用しうるカード群についてみていきましょう。
晴れる屋のデッキリストのうち、4/1~4/20までに掲載された全20個のデッキからデータを収集しましょう

各カードに対して、最大枚数を調査し、それが「75枚の中に採用されうるカード」としてピックアップします。
例えば、僧院の導師であれば採用枚数が最大で3枚ですので、「1枚目の僧院の導師」「2枚目の僧院の導師」「3枚目の僧院の導師」それぞれについて順位を決めていくということになります。
また、サイド後の部分に焦点を当てているので、メインからの採用かどうかは無視して「メイン/サイド合わせて最大何枚とっているか」で考えます

それでは、20個のデッキで採用されていたカードと最大採用枚数は以下の通りです
(土地は省略します)
クリーチャー
4 瞬唱の魔導士
3 僧院の導師
3 ヴェンディリオン三人衆
3 封じ込める僧侶
2 石鍛冶の神秘家
1 造物の学者、ヴェンセール
1 エーテル宣誓会の法学者
1 悪残の天使

インスタント
4 渦巻く知識
4 剣を鋤に
4 意思の力
3 紅蓮破
3 予報
3 狼狽の嵐
2 摩耗/損耗
2 外科的摘出
2 呪文嵌め
2 コジレックの帰還
2 解呪
2 対抗呪文
1 予期せぬ不在
1 赤霊破
1 流刑への道
1 水流破
1 悟りの教示者
1 天界の粛清
1 青霊破
1 削剥

ソーサリー
4 終末
4 思案
3 先触れ
3 祖先の幻視
2 至高の評決
2 定業
2 議会の採決
1 紅蓮地獄
1 天使への願い

PW
3 精神を刻むもの、ジェイス
2 ゼンディカーの同盟者、ギデオン
1 遍歴の騎士、エルズペス

エンチャント
3 相殺
2 アズカンタの探索
2 血染めの月
2 基本に帰れ
1 占い
1 浄化の印章
1 安らかなる眠り

アーティファクト
1 魔術遠眼鏡
1 真髄の針
1 無のロッド
1 罠の橋
1 仕組まれた爆薬
1 殴打頭蓋

その他
1 山
1 カラカス

上記107枚の順番を決めていきます
まず、サイド後にも絶対に入っているカード40枚を列挙します
(土地20枚を除くと、残りのデッキ枚数は40枚なので、上から40位までのカードは必ずデッキに入るカードとなるので順不同となる
カードの後ろの()付の数値は複数枚採用されているカードのうち何枚目かを示しています

・山 - 不毛の大地耐性のあるマナ源が大事なのと、先ぶれとかを連打しなくても土地を素引きできて毎ターン置けるために土地を増やしておくのは大事
・安らかなる眠り - 死儀礼をずっとつぶせるから。
・石鍛冶の神秘家(1) - さすがに対フェアデッキ(特に、ライフを攻めてくるデッキ)に対して石鍛冶-バターのパッケージは強い
・石鍛冶の神秘家(2)
・殴打頭蓋
・コジレックの帰還(1) - 紅蓮地獄同様、軽い全体除去は重要。2点あれば変身後のデルバーも、死儀礼もまとめて流せる。真の名の宿敵を流せないことに注意(やっぱ真の名の宿敵ってクソだわ)
・コジレックの帰還(2)
・紅蓮地獄
・赤霊破 - 最悪相手のドロースペルに打てるから腐りにくい。特に、ブレストに打って相手が土地をデッキに戻して疑似的なアドバンテージを稼ぐのを防ぐのが大事。僧院の導師との組み合わせを考えると、紅蓮破のほうが一応強い。
・紅蓮破(1)
・紅蓮破(2)
・紅蓮破(3)
・精神を刻むもの、ジェイス(1) - 更地にすれば簡単に勝てるので。ただ、3枚目のジェイスは手札にだぶつく危険性と意思の力をサイドアウトするパターンが多いことを考えると確定枠は2つかなと思います。
・精神を刻むもの、ジェイス(2)
・天界の粛清 - 最後の望みリリアナを着地後につぶせるカードだから。あと、死儀礼もつぶせるし、ヤンパイもつぶせる。
・流刑への道 - グリデルには基本土地がない。ということは、剣鋤の上位互換!
・瞬唱の魔導士(1) - 除去を水増しできるし、後半のアドバンテージ勝負でも強い。相手の死儀礼で牽制されたり、自分の安らかなる眠りが刺さるけどそれを考慮して有り余る強さがある。2枚は確定
・瞬唱の魔導士(2)
・至高の評決(1) - 終末と同様に、スイーパーは何枚あっても困らない
・至高の評決(2)
・終末(1)
・終末(2)
・終末(3)
・終末(4)
・渦巻く知識(1) - これを4枚とらないとか正気かな?思案も同様
・渦巻く知識(2)
・渦巻く知識(3)
・渦巻く知識(4)
・思案(1)
・思案(2)
・思案(3)
・思案(4)
・剣を鋤に(1) - 初手に何枚あってもうれしいカードは4枚とりましょう
・剣を鋤に(2)
・剣を鋤に(3)
・剣を鋤に(4)
・基本に帰れ(1) - グリデルに対して使うカードをメインに入れないでいつ使うの?
・基本に帰れ(2)
・血染めの月(1)
・血染めの月(2)

以下、上記40枚でデッキが埋まらなかったときに補充するカードです
41:瞬唱の魔導士(3) - 瞬唱はあるだけ入れたいカード。
42:瞬唱の魔導士(4)
43:先触れ(1) - 安定性上げるために。あまり入れすぎるとマナ食い虫なので3枚目以降は点数を下げる。
44:先触れ(2)
45:相殺(1) - 突然の衰微をグリデルはあまりとらなくなってきたし(というか、衰微使うのは4Cレオ)低マナ域によってるので強い。
46:相殺(2)
47:狼狽の嵐(1) - こっちのPWを通すときとか、いろいろ便利。
48:精神を刻むもの、ジェイス(3) - 強いので。一応理屈中は抜ける可能性ありますが、48番目なのでなんだかんだ、結局あるだけ入るカードです。
49:ゼンディカーの同盟者、ギデオン(1) - フィニッシャー枠としてとる。ただ、あんまり入れすぎても受けきるのが難しいので、あまり枚数はとりたくない。2枚目のギデオンや3枚目の僧院の導師はメッチャ手札で腐る印象があるのでそれらは点数が下がる
50:僧院の導師(1)
51:僧院の導師(2)
52:仕組まれた爆薬 - いろんなカードを吹き飛ばすことができるものの、終末や至高の評決で事足りる場面がほとんど、終末などで対処できずに、こちらで対処できるのはリリアナぐらいなのと、X=2で放ちにくいのが問題。
53:相殺(3) - 3枚目の相殺。衰微が入ってない都合上、重ね張り/連打の恩恵があまりないので3枚目はこの位置
54:狼狽の嵐(2) - あると何かと便利枠。2枚目以降の狼狽の嵐は対抗呪文と同じぐらいの価値
55:対抗呪文(1) - 2枚目の狼狽の嵐とは同じぐらいのライン。好みの問題
56:悪斬の天使 - とりあえず、この辺にしてみた。ほとんど使ったことがないのでよくわからんが、強そう(適当)。目くらましで打ち消されたらクソ弱いとおもった。
57:先触れ(3) - ブレストと思案で8枚。すでに列挙している先触れ2枚なので、11枚目のドロースペルの場所。序盤が結構大事なので、よっぽどハイパフォーマンスな性能でなければ重ね引きを避けたい。
58:定業(1)
59:定業(2)
60:祖先の幻視(1) - あんま使ってないからよくわからん枠。このあたりかなぁ・・・
61:祖先の幻視(2)
62:祖先の幻視(3)
63:予報(1) - 祖先の幻視のほうが強いかなぁと思った(根拠なし)ので、それより下に
64:議会の採決(1) - 真の名の宿敵とリリアナを両方睨めるのがえらい。
65:議会の採決(2)
66:予報(2)
67:対抗呪文(2) - 対抗呪文は重たいし、平地を置いて剣鋤と2段が前にしたければデュアランを絡めるか、島+あふれかえる岸辺の形をとらないといけなくて、前者が相手の不毛の大地を有効利用させてしまうので青青を要求するカードはかなりクリティカルな性能が要求される。1枚だけならゲーム後半に強いので序盤に引き込むリスクを許容できるが、2枚目はそうでないのでこの位置に
68:天使への願い - 狼狽の嵐を有しているデッキにあまり入れたくない
69:狼狽の嵐(3) - 狼狽の嵐の的は「陰謀段式療法」「意思の力」「稲妻」「紅蓮破」がメインで、結構狭い。3枚目は価値が大きく下がる
70:僧院の導師(3) - 僧院の導師は確かに強いけど、デルバーは空を飛んでるし、死儀礼は2点を刻み付け、ネメシスはこっちを素通りする状態を考えると、ライフへの圧力は向こうのほうが上回っているので、僧院の導師の着地は盤面をさばいた後になる。盤面をさばいた後に置く前提なら2枚で十分なので、3枚目はこの位置
71:罠の橋 - ま、そこそこ強いけど、手札ため込みにくくなるし、死儀礼ビームで死ぬのは避けられないのでそこまで信用できるカードじゃない
72:呪文嵌め(1) - 結構迷ったところ。現在のグリデルサイド後だとヤンパイぐらいしか充てるところがないので結構弱い
73:呪文嵌め(2)
74:アズカンタの探索(1) - 自分の特殊地形対策と相性悪いし、不毛の的
75:アズカンタの探索(2)
76:予報(3) - 予報は下準備が必要なカードなので、デッキ内にあまり多く入れたくはない
77:予期せぬ不在 - 議会の採決で間に合ってます
78:占い - 相殺が刺さるマッチアップだけれども、占いが機能するほどマナが伸びてるならどのみち勝てる試合。オーバーキルしなくてもいいと思う
79:ゼンディカーの同盟者、ギデオン - もうすでにジェイスやらなんやらで4マナ域を結構採用しているので事故るのも避けたい
80:水流破 - 稲妻とヤンパイぐらいしかあてどころがない。僧院の導師との相性を考え、青霊破より上に
81:青霊破
82:遍歴の騎士、エルズペス - ギデオンのほうが強いのと、そのギデオンでさえ4マナ域がパンパンなので2枚目が排除されるレベルだからペスはこのあたり
83:意思の力(1) - 対グリデルだと真っ先に手が伸びるカード。打ち消せない=死のカードがない(最後の望み、リリアナだけ結構しんどいけど、議会の採決とかで何とかなる。)のでアド損するカードは放置。
84:意思の力(2)
85:意思の力(3)
86:意思の力(4)
87:真髄の針 - 死儀礼とか最後の望みリリアナとかをつぶせることは確かだけれども、置くと1アド損なので。
88:魔術遠眼鏡
89:削剥 - グリデル側はアーティファクトとってないし、出しにくい赤マナ使った2マナで除去はちょっと弱い
90:ヴェンディリオン三人衆(1) - 弱くはないんだけれども、積極的に入れたいカードでない。
91:ヴェンディリオン三人衆(2)
92:ヴェンディリオン三人衆(3)
93:カラカス - 不毛の的
94:造物の学者、ヴェンセール - バウンスが有効になりにくい。(相手のパーマネントの大半が2マナ以下なので)
95:外科的摘出(1) - 安らかなる眠りと違って、相手は墓地全体を利用するのでこっちはあまりとりたくない
96:外科的摘出(2)
97:封じ込める僧侶(1) - つかいどころ0
98:封じ込める僧侶(2)
99:封じ込める僧侶(3)
100:悟りの教示者 - 基本に帰れとか血染めの月を持ってこれるのはそれなりにえらいけど、そこで手札を減らすのはちょっと重いかな
101:エーテル宣誓会の法学者 - つかいどころ0
102:無のロッド - エンチャント、アーティファクト対策はしてもほとんど効果なし
103:摩耗/損耗(1)
104:摩耗/損耗(2)
105:浄化の印象
106:解呪(1)
107:解呪(2)

さすがに107枚を正確に順位付けするのは厳しいですが、だいたいこんな感じじゃないでしょーか(適当)

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