ミラクルの、グリデルへの対処法
2017年11月29日 Magic: The Gathering コメント (1)今回対戦したのはグリデルなので、それについて書いておく。
グリデル
細かい型に分けることはできるが、共通しているのは
死儀礼のシャーマン、デルバーのクロック
若き紅蓮術士と陰謀団式療法のコンボ
の2点
その他、ネメシス採用型やコラコマ採用型等がある。
概観
ミラクル側がグリデルと対戦するときに見分けなければいけないのは、
「軽いグリデル」か「重たいグリデル」かのどちらか
である。
この2つの差は「土地が2枚でも機能する」「土地が3枚無いと機能しない」の差として明確に現れる。
この差によってミラクル側は
「目くらましを打たれることを許容する」「廃墟の地の能力を積極的に起動する」「死儀礼のシャーマンにどれだけ注力するか」
と言った差が生まれてくる。なるべくならメインの間にこの差を見極めたい所。
見極める方法は簡単で、以下のカードを見たら重たいグリデルと判断していい
・瞬唱の魔導士
・コラガンの命令
・真の名の宿敵
メインの戦い方
グリデルであることが分かった段階で、フェッチから持ってくる土地は可能な限り基本土地に絞り込む。対抗呪文などの青青を要求するカードを序盤には打つのが難しいため、青白フェッチからは平地を持ってくるように意識しておけば、青赤フェッチや青緑フェッチばかりを引いて、平地を持ってこれない(恒久的な白マナ元が無い)という事態を回避できる。
基本土地でないカードを持ってくる例外は、白マナが無い状況で終末をトップした場合ぐらい。
勝ちへのルートは、相手のカードを捌いて、リソースが尽きた後の瞬唱ビートかジェイス。
メンタールートは隙が大きいので個人的には好きではない。
後、相手の目くらましに対してこちらのwillは切らないように、切ったらこちらのリソースがカツカツになるので大体負けます。
willは若き紅蓮術士か相手のwillにのみ切ること。
このマッチアップでは廃墟の血はものすごく強いです。
何故なら、相手は黒黒や青青の捻出のために、
バッドランズ+アンシー
アンシー+ボルカ
と言った組み合わせで土地を用意することが多く、1色欠けの状態を発生させやすいからです。
こちらが廃墟の地を打って、相手が基本土地を持ってなければ大体勝ちです。
後、稲妻ケアはやる意味がありますが、コラガンの命令はケアしても意味は薄い(そもそも入ってない場合があるし、入ってても枚数は多くない。)ので、ライフ3になったらフェッチを切ってもいい。
サイド後
サイドボードのIN/OUTは大まかには以下のようになる
OUT:僧院の導師2, 意志の力4, 予期せぬ不在1, 議会の採決1
IN:紅蓮破2, 水流破1, 狼狽の嵐2, 罠の橋1, 血染めの月1, イゼットの静電術士
それぞれのIN/OUTの理由は以下の通り
OUT
意志の力:グリデルに「致命的なパーマネント」は存在しない。若き紅蓮術士も終末で流せるし、そこまで脅威ではない。若き紅蓮術士+陰謀団式療法のコンボも、結局のところ「アドを手軽に取る」コンボでしかないため、そこにwillを注いでアド損しては本末転倒
僧院の導師:重たいから。ジェイスは着地した瞬間に仕事をするので意味があるが、僧院の導師はターンが返ってこないと勝ちに向かえないのでサイドアウト。
予期せぬ不在:打つパーマネントは、若き紅蓮術士、デルバー、死儀礼の3つが主になるし、コレに2マナかけてたら割に合わない。また、これらの3つはミラクル側からすると「トップされたら嫌なカード」なので不要。唯一の例外はグルマグのアンコウだが、アンコウへの解答はデッキ内に山盛りなので、予期せぬ不在を残さなくてもいいと思う。
議会の採決:重たいから。本当に打ちたいのはヴェリアナやネメシスぐらいだが、ネメシスは終末で流せるし、ヴェリアナはグリデルにはほとんど見かけないので不要
IN
紅蓮破:デルバーや相手のwillを弾けるため
イゼットの静電術士:若き紅蓮術士への解答になる。瞬足なのも偉い。
狼狽の嵐:追加の打消し。セラピーに打ったり、稲妻に打ったりと便利
水流破:若き紅蓮術士や稲妻への解答になる。2種類以上のカードへの解答となるカードを中心にサイドインするのがミラクル側のサイドボーディングとなる。
罠の橋:特に何もしなくても、アンコウへの対策となる点が優秀。デルバーが変身しないという選択肢を取ってきた場合には無理にハンドを0枚にする必要はない。若き紅蓮術士のエレメンタルトークンが増えてた場合は0枚にしよう。
血染めの月:おいて更地にしたら勝ち。
サイド後のゲーム
サイド後も相手のクロックを捌けるか捌けないかのゲームになる。
ただ、グリデル側の追加のクロックがサイドからのネメシスぐらいしかないのに対して、ミラクル側は除去が増量されているため、「1:1交換」を意識して動けば除去が足りないという状態はほぼ発生しない。
相手の「1:2交換」をどれだけ否定できるかがリソースの枯渇に結びついているのは当然だが、気づきにくい「1:2交換」は、相手の目くらましを機能させてしまって相手が戻した土地を渦まく知識でスペルに変えるという動き。ケアは難しくないので、2マナ以上のカードについては目くらましのケアをしたほうが無難。剣鍬や紅蓮破などの1マナカードでは目くらましはケアしなくていい。
ケース1
相手の唱えたネメシスに回答が無い場合、渦まく知識をスタックで打つべき?
→相手がそのターンにセットランドしてたら打ってもいい。セットランドしていない場合、目くらましで戻してセットランドして使えるマナを増やす可能性が
あるのでやめておこう。
ネメシスは所詮3点クロックでしかない
ケース2
おいてる土地が、島+溢れかえる岸辺で手札にカンスぺがあるときに、ツンドラを持ってくる?
→この条件でツンドラを持ってくるパターンはほぼ無い。以下の条件を両方満たした場合のみツンドラを持ってくる
・手札に白マナ元(ツンドラ、溢れかえる岸辺、平地、乾燥台地のいずれか)が無い
・剣鍬がある。
相手の不毛の大地を機能不全にさせることも大事なアド取りの手段なので、基本土地を優先してもってこよう。サイド後は白白要求は至高の評決だけだし
そもそもカンスぺを打たなくても出てきたパーマネントは大体処理できる構成になっている。
また、カンスぺは後半になればなるほど強いカードなので、マウントを取るまではなるべく温存した方がいい。
ケース3
ジェイスを4ターン目にブッパしていい?
→目くらましを機能させてはいけない。
ケース4
相手がギタクシア派の調査を打ってしばらくしてから陰謀団式療法を打ってきた。この時にブレストを打てるなら何を隠す?
→ダブってるカードについては無理に隠さず、1枚だけ隠すようにする。というよりも、陰謀団式療法でアドを取られないように2枚同じカードが手札にある状況は避けたほうがいい。あと、予報は結構大事なカードなので隠しておこう。
絶対に隠したいカードは瞬唱。
サイドボードの血染めの月なんかは宣言されることがほぼ無いので、相手の場にクリーチャーが居なければ手札に残して構わない。
こんな感じでしょうかね
グリデル
細かい型に分けることはできるが、共通しているのは
死儀礼のシャーマン、デルバーのクロック
若き紅蓮術士と陰謀団式療法のコンボ
の2点
その他、ネメシス採用型やコラコマ採用型等がある。
概観
ミラクル側がグリデルと対戦するときに見分けなければいけないのは、
「軽いグリデル」か「重たいグリデル」かのどちらか
である。
この2つの差は「土地が2枚でも機能する」「土地が3枚無いと機能しない」の差として明確に現れる。
この差によってミラクル側は
「目くらましを打たれることを許容する」「廃墟の地の能力を積極的に起動する」「死儀礼のシャーマンにどれだけ注力するか」
と言った差が生まれてくる。なるべくならメインの間にこの差を見極めたい所。
見極める方法は簡単で、以下のカードを見たら重たいグリデルと判断していい
・瞬唱の魔導士
・コラガンの命令
・真の名の宿敵
メインの戦い方
グリデルであることが分かった段階で、フェッチから持ってくる土地は可能な限り基本土地に絞り込む。対抗呪文などの青青を要求するカードを序盤には打つのが難しいため、青白フェッチからは平地を持ってくるように意識しておけば、青赤フェッチや青緑フェッチばかりを引いて、平地を持ってこれない(恒久的な白マナ元が無い)という事態を回避できる。
基本土地でないカードを持ってくる例外は、白マナが無い状況で終末をトップした場合ぐらい。
勝ちへのルートは、相手のカードを捌いて、リソースが尽きた後の瞬唱ビートかジェイス。
メンタールートは隙が大きいので個人的には好きではない。
後、相手の目くらましに対してこちらのwillは切らないように、切ったらこちらのリソースがカツカツになるので大体負けます。
willは若き紅蓮術士か相手のwillにのみ切ること。
このマッチアップでは廃墟の血はものすごく強いです。
何故なら、相手は黒黒や青青の捻出のために、
バッドランズ+アンシー
アンシー+ボルカ
と言った組み合わせで土地を用意することが多く、1色欠けの状態を発生させやすいからです。
こちらが廃墟の地を打って、相手が基本土地を持ってなければ大体勝ちです。
後、稲妻ケアはやる意味がありますが、コラガンの命令はケアしても意味は薄い(そもそも入ってない場合があるし、入ってても枚数は多くない。)ので、ライフ3になったらフェッチを切ってもいい。
サイド後
サイドボードのIN/OUTは大まかには以下のようになる
OUT:僧院の導師2, 意志の力4, 予期せぬ不在1, 議会の採決1
IN:紅蓮破2, 水流破1, 狼狽の嵐2, 罠の橋1, 血染めの月1, イゼットの静電術士
それぞれのIN/OUTの理由は以下の通り
OUT
意志の力:グリデルに「致命的なパーマネント」は存在しない。若き紅蓮術士も終末で流せるし、そこまで脅威ではない。若き紅蓮術士+陰謀団式療法のコンボも、結局のところ「アドを手軽に取る」コンボでしかないため、そこにwillを注いでアド損しては本末転倒
僧院の導師:重たいから。ジェイスは着地した瞬間に仕事をするので意味があるが、僧院の導師はターンが返ってこないと勝ちに向かえないのでサイドアウト。
予期せぬ不在:打つパーマネントは、若き紅蓮術士、デルバー、死儀礼の3つが主になるし、コレに2マナかけてたら割に合わない。また、これらの3つはミラクル側からすると「トップされたら嫌なカード」なので不要。唯一の例外はグルマグのアンコウだが、アンコウへの解答はデッキ内に山盛りなので、予期せぬ不在を残さなくてもいいと思う。
議会の採決:重たいから。本当に打ちたいのはヴェリアナやネメシスぐらいだが、ネメシスは終末で流せるし、ヴェリアナはグリデルにはほとんど見かけないので不要
IN
紅蓮破:デルバーや相手のwillを弾けるため
イゼットの静電術士:若き紅蓮術士への解答になる。瞬足なのも偉い。
狼狽の嵐:追加の打消し。セラピーに打ったり、稲妻に打ったりと便利
水流破:若き紅蓮術士や稲妻への解答になる。2種類以上のカードへの解答となるカードを中心にサイドインするのがミラクル側のサイドボーディングとなる。
罠の橋:特に何もしなくても、アンコウへの対策となる点が優秀。デルバーが変身しないという選択肢を取ってきた場合には無理にハンドを0枚にする必要はない。若き紅蓮術士のエレメンタルトークンが増えてた場合は0枚にしよう。
血染めの月:おいて更地にしたら勝ち。
サイド後のゲーム
サイド後も相手のクロックを捌けるか捌けないかのゲームになる。
ただ、グリデル側の追加のクロックがサイドからのネメシスぐらいしかないのに対して、ミラクル側は除去が増量されているため、「1:1交換」を意識して動けば除去が足りないという状態はほぼ発生しない。
相手の「1:2交換」をどれだけ否定できるかがリソースの枯渇に結びついているのは当然だが、気づきにくい「1:2交換」は、相手の目くらましを機能させてしまって相手が戻した土地を渦まく知識でスペルに変えるという動き。ケアは難しくないので、2マナ以上のカードについては目くらましのケアをしたほうが無難。剣鍬や紅蓮破などの1マナカードでは目くらましはケアしなくていい。
ケース1
相手の唱えたネメシスに回答が無い場合、渦まく知識をスタックで打つべき?
→相手がそのターンにセットランドしてたら打ってもいい。セットランドしていない場合、目くらましで戻してセットランドして使えるマナを増やす可能性が
あるのでやめておこう。
ネメシスは所詮3点クロックでしかない
ケース2
おいてる土地が、島+溢れかえる岸辺で手札にカンスぺがあるときに、ツンドラを持ってくる?
→この条件でツンドラを持ってくるパターンはほぼ無い。以下の条件を両方満たした場合のみツンドラを持ってくる
・手札に白マナ元(ツンドラ、溢れかえる岸辺、平地、乾燥台地のいずれか)が無い
・剣鍬がある。
相手の不毛の大地を機能不全にさせることも大事なアド取りの手段なので、基本土地を優先してもってこよう。サイド後は白白要求は至高の評決だけだし
そもそもカンスぺを打たなくても出てきたパーマネントは大体処理できる構成になっている。
また、カンスぺは後半になればなるほど強いカードなので、マウントを取るまではなるべく温存した方がいい。
ケース3
ジェイスを4ターン目にブッパしていい?
→目くらましを機能させてはいけない。
ケース4
相手がギタクシア派の調査を打ってしばらくしてから陰謀団式療法を打ってきた。この時にブレストを打てるなら何を隠す?
→ダブってるカードについては無理に隠さず、1枚だけ隠すようにする。というよりも、陰謀団式療法でアドを取られないように2枚同じカードが手札にある状況は避けたほうがいい。あと、予報は結構大事なカードなので隠しておこう。
絶対に隠したいカードは瞬唱。
サイドボードの血染めの月なんかは宣言されることがほぼ無いので、相手の場にクリーチャーが居なければ手札に残して構わない。
こんな感じでしょうかね
コメント
もし宜しければ是非お願いします。